子どもが中学生や高校生になると、親と一緒に行動する時間は
少しずつ減っていきます。
小さいころは、買い物に行くにも出かけるにも
親のそばにいることが当たり前だったのに
成長するにつれて友達との時間やひとりの時間を
大切にするようになりますよね。
それは子どもが成長している証拠。
親として嬉しい気持ちはもちろんあります。
でも、その反面、ふとした瞬間に
「一緒にいられる時間もあと少しなのかな」
と寂しく感じることもあります。
この記事では、子どもの成長を寂しいと感じる瞬間や
今ある親子の時間を大切にするためにできることを
わが家の体験談を交えながらまとめています。
子どもの成長が寂しいと感じるのはなぜ?
子どもの成長が寂しいと感じるのは、今まで子どものために使っていた時間が
子どもの成長とともに少しずつ自分の時間へと変わっていくからだと思います。
小さいころは、親が手を出さないとできないことがたくさん。
着替えを手伝ったり、ご飯を食べさせたり
一緒に遊んだり、買い物に連れて行ったり。
毎日のほとんどが、子ども中心に回っていたように感じます。
「少しでいいから、自分の時間がほしい」
そう思う日もあったはずなのに、いざ子どもが大きくなって
手が離れてくると、ぽっかり時間が空いたように感じることがあります。
子どもが自分でできることが増えるのは、とても嬉しいことです。
友達との時間を楽しんだり、自分の部屋で過ごしたり
親がいなくても自分の世界を広げていく姿を見ると
「成長したな」と感じます。
でも、その一方で
これまで子ども中心だった毎日が少しずつ変わり
自分の時間が増えてくると、嬉しいはずなのに
どこか寂しさを感じることがあります。
その時間をどう使えばいいのか、まだ自分の気持ちが追いつかない。
だから、子どもの成長を嬉しく思う反面
寂しさも感じるのかもしれません。
親と一緒に過ごす時間が減っていくことは
子どもが自立へ向かっている証拠です。
でも親にとっては、子どもと一緒に過ごしてきた時間が
大切だったからこそ、その変化に少し戸惑ってしまうことがあります。
子どもの成長が寂しいと感じるのは
子どもに依存しているからではなく、それだけ長い時間
子どものことを思いながら過ごしてきたから。
そして今、親子の関わり方が少しずつ
次の形へ変わっている途中だからなのだと思います。
子どもの成長を寂しいと感じる瞬間とは?
子どもの成長を寂しいと感じる瞬間は
特別な出来事の中だけにあるわけではありません。
毎日の暮らしの中で、ふと「あぁ、大きくなったんだな」
と感じる場面があります。
わが家でも、中学生・高校生になってから
子どもの成長を嬉しく思う反面、少し寂しさを感じる瞬間が増えました。
ランドセルを背負っていた姿を見ることができなくなったとき
子どもの成長を寂しいと感じた瞬間のひとつが
ランドセルを背負う姿を見られなくなったときです。
わが家は、3人合わせて9年間、小学校にお世話になっていました。
毎朝ランドセルを背負って学校へ行く姿は
当たり前のようで、実はとても大切な日常だったのだと思います。
小学校を卒業して、家の中からランドセル姿の子がいなくなった瞬間
一気に寂しさがこみ上げました。
「もうランドセルを背負って学校へ行く姿を見ることはないんだな」
そう思うと、成長が嬉しい反面、少し切ない気持ちになります。
ランドセル姿は、小学生の子どもならではの姿ですよね。
その時期が終わったことで、子育てのひとつの区切りを
感じたのかもしれません。
友達との時間が長くなったとき
子どもが友達との時間を楽しむようになるのは
親としてとても嬉しいことです。
ただ、今はスマホがあるので、外に遊びに行かなくても
友達とつながることができますよね。
アプリを使って通話をしたり、メッセージのやり取りをしたり。
家にいるのに
「友達と通話してくるね」
と言って部屋に入ったまま、なかなか出てこないこともあります。
もちろん、友達との時間を楽しく過ごしているのは嬉しいです。
子どもの世界が広がっているんだなと感じます。
同じ家にいるのに、子どもには子どもの世界があって
その中に親が入れない時間が増えていく。
そんなときに、成長を感じると同時に
少し切ない気持ちになることがあります。
買い物に付き合ってもらえなくなったとき
わが家では、週末に一週間分の食材などをまとめて
買い出しに行くことがあります。
小さいころは、一緒に買い物へ行くのが当たり前でした。
カートを押したがったり、お菓子売り場に行きたがったり
買い物に時間がかかることもありました。
そのころは大変だと思うこともあったはずなのに
今思い返すと、あの時間も大切な思い出だったんだなと感じます。
中学生や高校生になると、自分の目当てのものがないときは
買い物についてこなくなることも増えました。
「行ってきていいよ~」
「買い物に行くなら〇〇買ってきて~」
そんな漢字で、家で過ごすことを選ぶようになります。
ひとりで買い物に行くにも、気分転換にはなります。
自分のペースで買い物ができるので、ラクな部分もあるのですが。
でも、買い物をしているときに
小さい子とママが一緒に買い物をしている姿を見ると
「うちにもあんな時期があったな」
なんて思いながら、少し懐かしい気持ちになることも。
あのころは大変だったはずなのに、過ぎてみると愛おしい時間
だったんだなと感じます。
ひとりの時間を楽しむようになったとき
子どもがひとりの時間を楽しむようになったときにも成長を感じます。
趣味に没頭していたり、部屋で好きなことをしていたり
勉強に向かっていたり。
親が声をかけなくても、自分の時間を自分なりに過ごしている姿を見ると
「成長したな」と思います。
小さいころは、親と一緒に遊ぶ時間や
親に話しかけてくる時間が多かったですよね。
でも大きくなると、子どもにも自分だけの時間が必要になってきます。
親と少し距離を取りながら、自分の好きなことや
考えたいことに向き合う時間。
それも、成長の大切な一歩なのだと思います。
分かってはいるけれど、親としては少し寂しい。
そんな気持ちになるのも、自然なことなのかもしれません。
成長が嬉しいのに寂しさを感じるのは、親が子どもを大切に思ってきたから
子どもの成長が嬉しいのに寂しさを感じるのは、それだけ親が子どもを大切に思ってきたからだと思います。
幼稚園や小学校低学年のころは、手がかかることが多く
親が手を出す場面もたくさんあります。
着替え、食事、宿題、持ち物の準備。
毎日の中で、親が関わる時間はとても多かったと思います。
でも、自分でできることが増えてくると
少しずつ親の手から離れていきます。
親としても、いつまでも全部に手を出すわけにはいきません。
私は子育ての中で
幼稚園までは「手を離さず見守る」
小学生までは「手は離しても目は離さず」
中学生以上は「目は離しても心は離さず」
という気持ちを大切にしています。
小さいころのように、いつも手をつないでいるわけではありません。
小学生のころのように、細かく目を配ることも
少しずつ減っていきます。
でも、心まで離す必要はないと思っています。
子どもが自分の世界を広げていくことを応援しながら
必要なときにはいつでも戻ってこられる場所でいること。
それが、中学生・高校生になった子どもとの関わり方なのかもしれません。
親子の距離感に悩んだときは、こちらの記事もおすすめです。
▶ 親が子どもにイライラする理由とは?わが家で気づいた本当の原因との向き合い方
今を大切にするためにできることは?
子どもが大きくなると、一緒に過ごす時間は減っていきます。
だからこそ、長い時間を一緒に過ごすことよりも
日常の中にある小さな関わりを大切にしたいと思っています。
特別なことをしなくても、親子の時間はつくれます。
わが家の実践していることを一部紹介します。
今日あった出来事の話を聞く
まず大切にしたいのは、今日あった出来事を聞くことです。
「今日どうだった?」
「学校でなにかあった?」
そんな何気ない会話でも、子どもとの大切な時間になります。
もちろん、毎回たくさん話してくれるわけではありません。
「別に」
「普通」
子ども自身が忙しいときは、そんな返事で終わる日もあります。
それでも、声をかけることに意味があると思っています。
親が自分のことを気にかけてくれている。
何かあったら話してもいい。
子どもにそう感じてもらえるだけでも、
親子のつながりは続いていくのではないでしょうか。
一緒にご飯を作る
一緒にご飯を作る時間も、親子の関わりを感じられる時間です。
「ちょっとこれ混ぜてくれる?」
「味見してみて」
そんな小さなやり取りでも、キッチンに一緒に立つ時間は
意外と会話が生まれやすいものです。
向かい合って話すと照れくさいことも
料理をしながらだと自然に話せることがあります。
学校のこと、友達のこと、最近好きなこと。
ご飯を作りながらの会話は、親子にとってちょうどいい距離感なのかもしれません。
毎日でなくても大丈夫。
時間がある日だけでも、一緒にキッチンに立つ時間をつくれたら
それだけで大切な思い出になります。
忙しい日の気持ちの整え方については、こちらの記事で紹介しています。
▶ 忙しい日でもイライラしない?気持ちが楽になる夜のルーティンとは?
今話題になっていることを子どもに聞く
今話題になっていることを、子どもに聞いてみるのもいいと思います。
流行っているアプリ、動画、音楽、言葉。
親が知らないことを子どもに聞いてみると
意外と楽しそうに教えてくれることがあります。
「それって何?」
「今みんなの間で流行っているの?」
そんなふうに聞いてみると、子どもの世界を少しのぞかせてもらえることがあります。
子どもの世界に無理に入り込むのではなく、興味を持って聞いてみる。
それだけでも、親子の会話のきっかけになります。
子どもが大きくなってくると、親が教えることばかりではなく
子どもから教えてもらうことも増えていきます。
それもまた、成長を感じられる嬉しい時間です。
子どもの成長が寂しいと感じたとき、親にできることは?
子どもの成長が寂しいと感じたとき
無理にその気持ちを消そうとしなくてもいいと思います。
寂しいと感じるのは、それだけ子どもと一緒に過ごしてきた時間が大切だったから。
そして、子どものことを大切に思っているからです。
ただ、寂しさだけに目を向けてしまうと
今ある親子の時間を見落としてしますこともあります。
一緒に買い物に行く回数は減ったかもしれません。
部屋で友達と通話する時間が増えたかもしれません。
ひとりの時間を楽しむようになったかもしれません。
でも、親子の時間がなくなったわけではありません。
形が変わっただけです。
小さいころのように手をつなぐ時間は減っても
何気ない会話や、ご飯を食べる時間、勉強を一緒に考える時間は残っています。
子どもが大きくなった今だからこそできる関わり方を
少しずつ見つけていけたらいいですよね。
子育て中は、頑張りすぎてしまう日もありますよね。
少し心を休めたいときは、こちらの記事も読んでみてください。
▶ 何もしなかった日もわるくない|育児に疲れた日に思い出したいこと
まとめ
子どもが中学生や高校生になると
親と一緒に行動する時間は少しずつ減っていきます。
友達との時間が長くなったり、買い物についてこなくなったり
ひとりの時間を楽しむようになったり。
そんな姿を見ると、成長を嬉しく思う反面、寂しさを感じることもありますよね。
でも、その寂しさは悪いものではないと思います。
それだけ子どもとの時間を大切にしてきた証拠です。
小さいころのように、いつも一緒にいることは少なくなっていくかもしれません。
けれど、今日あった出来事を聞いたり、一緒にご飯を作ったり
今話題になっていることを教えてもらったり。
今だからこそできる親子の関わり方があります。
子どもが成長していくことを嬉しく思いながら
寂しい気持ちもそっと受け止める。
そして今、目の前にある小さな時間を大切にしていく。
そんなふうに、これからの親子時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。